本物の社寺で修復・再建実習を毎年継続実施できる全国唯一の学校!
今年の前期も、二宮神社の覆屋新築工事(※詳細はこちらへ)や、鳥居の設置工事など、複数の現場実習を同時進行している中、今回新たな現場として、能舞台の壁面修復工事に取り掛かりました!

今回実習の現場となるのは、佐渡の両津地区にある住吉神社さま。
昨年、鳥居の根継ぎ工事をさせていただた神社の境内にある能舞台です。
佐渡島内には、36もの能舞台が現存しており、日本の3分1もの数が集中しているのはご存じでしたか?
昨年の様子はこちら


工事内容としては、傷んだ壁面の撤去と、新しい材木への取り替えとなります。
現在行っている壁面だけではなく、別の面の修復も行い、完成は7月を予定しています。
実習を行っているのは、京都芸術大学連携コースに在籍する3年生と4年生が中心となり取り組んでいます。
実施している学生たちには、壁面修復という工事を行うのは初めてのこととなります。
相談や調整を行いながら作業を進めていきますが、やっていることは本物の大工さんとおなじです。この先ずっと地域の皆さんが使うものなのでいい加減な仕事はできません!
丁寧に仕事を進めていきます。




佐渡には、神社が267社、寺院が281寺が現存しています。
それらを教材として、本物社寺を修復・再建する実習を行っています。
練習とは違い、本物で経験するからこそ得られることが沢山あります!
