宮大工・大工
建築士の描いた図面に基づき、建築物を組み立てる専門家。一般木造大工のほかに、国宝や文化財の保護、社寺の建築・修復などを“伝統の技”を用いて専門に手掛ける宮大工などがいます。
一般住宅はもちろん、店舗、オフィスなどの企画・設計・見積もり・施工監理などを請け負います。また、建築確認申請や許可申請といった法規に基づく官庁への手続きも行います。
建物や内装の設計・デザインを考えるだけではなく、安全性や耐震性などを考慮した構造設計や電気や空調などの設備設計なども行います。国家資格の取得が必要です。
建具職人とは、建具、いわゆる襖、障子、戸などを専門に扱う職人です。目的に合った木材を選び、鑿(ノミ)、鉋(カンナ)を使い、襖や障子、戸などを隙間なくぴったりサイズに作る技術が必要になります。
家具デザイナーが作った設計図に基もとづき、家具工場などで機械ではできない部分を手作業でのフォローや、ハンドメイドの家具を一からの制作、またアンティーク家具の修復などを行います。
木を素材とし、鑿(のみ)などの手工具で木を彫りこんで作るのが木彫刻。先人たちより受け継がれてきた伝統技術を用い社寺仏閣の彫刻、修復などを行います。
文化財建造物を有する地方自治体等で、文化財保存のために、建築士の資格を有し、建造物の調査や保存修理業務を行います。
伝統建築の技術をいかして、築100年以上の古民家をデザインだけでなく、間取りの改造や構造の補強、瓦のふき替え、基礎補強などを行い、現代に蘇らせます。
DIYが新しい時代のライフスタイルとして注目を浴びるなか、住まいの手入れ、補修、改善等を自らの手で行ない、快適な生活空間を創造したいと願う生活者を対象に、DIYの指導・相談にたずさわります。