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2024.08.01 実習

【覆屋新築】2年生初めての現場実習!

【覆屋新築】2年生初めての現場実習!

伝統建築技術を学ぶ2年生初めての現場実習は、社殿を守るための建物である『覆屋』を学校敷地内に新築!
この日は、自分たちで加工した柱や梁などを組み立て、屋根の下地となる野地板を設置するまでの『建て方』を実施しました。

初めての現場実習はどうですか?と学生に聞いたところ、
楽しいです!」「順調な部分は順調なんですけど、順調じゃない部分はもちろん順調じゃない…束らへんがちょっと…」といった率直な感想も!
現場では応用力や対応力が求められるので、学生のうちから現場実習でその力を養っています!

学生イチオシの『虹梁・懸魚』

虹梁(こうりょう)や懸魚(げぎょ)といった彫刻にも挑戦していました!
建築未経験から、たった1年でこんなに綺麗に出来るのすごくないですか😲

虹梁(こうりょう)とは…

社寺建築で柱の頭部をつなぐ梁(はり)の一種で、弓のような形が虹を連想させるため「虹梁」と呼ばれます。構造材としての機能に加え、装飾的な彫刻が施されることが多く、化粧材としても用いられます。なお、装飾が施されるようになったのは鎌倉時代からとされています。

懸魚(げぎょ)とは…

神社やお寺の屋根の破風板部分に取り付けられる彫刻飾りです。名前の由来は「魚を懸ける」から来ていて、水と関わりが深い魚をかたどった飾りを屋根に取り付けることで、火災を避ける願いが込められています。火に弱い木造建築を火災から守るための火伏せのまじないとして、古くから使用されてきたとされています。

虹梁と懸魚を担当した学生は『卒業したらもらっていきますww』と出来栄えに満足げな様子!
実習の様子は動画でも紹介しているので、リアルな感じをぜひ見てみてくださいね♪

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