技能五輪全国大会とは?
技能五輪全国大会とは、様々な技能を学ぶ国内の若者(23歳以下)を対象に、
昭和38年から開催されている競技大会。
「広い世代に、私たちの暮らしを支える技能をもっと身近に感じてもらいたい!」
「その必要性を理解していただいきたい!」 という想いから始まったものです(・へ・)
本校からは、「建築大工」という分野に、
新潟県代表として10年連続で出場者を輩出しています!




道具を、大会現地へ
大会では普段実習の授業などで使用しているさまざまな道具を使用します。
それぞれの道具箱はひとりで持つのはかなり大変なほどに重く、
練習教室から梱包のために教務室へ運ぶのも一苦労です。
段ボールの形にも工夫して、無事に現地へ届くよう丁寧に梱包します。
先に東京へ旅立ってしまった道具たち。
大会直前まで実技の練習ができず、ふがいなくもありますが、その分、製図の練習に精一杯取り組みます!
学校を出発
会場までは船や新幹線などで移動するため、開会式前日の朝に出発!
噂を聞きつけた在校生が、実習前にお見送りに来てくれました☻
気をつけていってらっしゃーい✋

今年の大会会場は、東京ビックサイト!
コミックマーケットなどを開催する巨大な会場に、「建築大工」職種の出場者59名が全国から集結します!



大会本番! 競技1日目
いよいよ、大会1日目がスタート!
まずは図面を書くところから。実寸サイズの大きな板に書きますから、とても難しい……。
一つ一つの線を丁寧に素早く引いていきます。
図面が終わると、次はカンナをかけ、木材の墨付け(加工する線をつける作業)へ作業は進みます。
この墨付けも審査対象の一つで、正確さと集中力が求められます!
全ての墨付けが終わり次第、いよいよ木材加工に入ります!







競技2日目
さあ二日目です!
前日から墨付けも終わり、木材加工、組み上げ、完成へと進めていきます!
広い会場にそれぞれの作業音が響くなか、てきぱきと作業を進める皆さん。いつにも増して真剣なまなざしです。
木材の加工が完了した後、組み上げとなりますが、組み上げの際に少し誤差があったとしても、なんと調整はできません!
この加工段階でミスがあると上手に組み上げることができないので、精密な加工が求められます!
そんな中、2年 石田さんはなんと会場内で一番に作品を完成させることができたとか!( ゚Д゚)スゴッ


高良さんに感想を聞いてみました!
出場にあたり、図面の解読を頑張りました。今年の課題は複雑な部分が多く、図面解読ができないと墨付けや加工もできないので、毎日図面とにらめっこ状態で、小松さんや石田君に教えてもらいどうにか解読できました。
大会本番では、ノコ作業が大変でした。墨付け通りにうまくノコをひくことができず、時間もかかり、苦戦しました。
準備期間も含め何度も諦めそうになりながらも、課題と向き合ったことで、道具の扱いやメンタル面が成長できたと感じています。


石田君に感想を聞いてみました!
事前に公開された課題からCADで寸法を出すのがすごく大変でした。加工では、ノコギリで斜めに切る作業が多くとても苦労しました。
練習では毎日放課後に4時間程練習し、それを3か月続けたので技術はもちろん継続力も身についたと思います。
本番では時間を余らせてしまい、時間配分を上手にできなかったところが反省点です。
来年も必ず出場し、次こそ入賞できるように頑張ります!


小松さんに感想を聞いてみました!
CADで課題の展開図を書き上げるまでは、ずっとそのことばかり考えていました。真剣に取り組むと、パッとアイデアが降りてきて、そんな時は夜中でもCADを引くこともあり、書き終えたときは感動しました!
制作は時間との戦いで、制限時間の12時間で綺麗にかつ早くといいうのが難しく、時間を計り、何に時間がかかっているのか、どこをどうすれば短縮できるのか、どの作業をいつまでに終わらせるのかというのをずっと考え、ひたすら練習をしました。
当日は背筋が伸びるような雰囲気で緊張もしましたが、終了後審査員の方から沢山声をかけていただき頑張って良かったと心から思えました。
お疲れ様でした!
限られた時間で難しい課題の制作を行なう技能五輪全国大会。
細かな作業の正確性や作業スピードなど、この技能五輪全国大会出場を通じて
将来に役立つ素晴らしい経験になったのではないでしょうか(`・ω・´)
独特の緊張感の漂う中、長い準備期間も含め、
代表メンバーの皆さん、本当にお疲れ様でした👏👏👏

