トピックスTOPICS

2023.11.14 伝統建築

学生が製作の【一間社流造本殿】を奉納!

学生が製作の【一間社流造本殿】を奉納!

この度、卒業制作として学生が制作した社殿 一間社流造本殿日本製鉄株式会社直江津工場敷地内の稲荷神社へ奉納されました。(卒業制作の神社への奉納は2件目となります。)

伝統建築学科では、2020年度より、授業内で流造本殿の制作に取り組んでいます。

制作にあたり、木割(きわり)と呼ばれる建築物の各部の比率は、日本最古の木割書とされる「匠明(しょうめい)」の比率で制作をしています。

2020年度は二間社を制作し、2021年度からは一間社の制作を行っております。

完成した一間社流造本殿は、全国に募集を行い、希望のあった神社等へ奉納しております。2021年度には岐阜県中津川市へ奉納を行いました。

この度、新たに、日本製鉄株式会社直江津工場敷地内の稲荷神社への奉納が決まり奉納が決まり、2023年10月30日当校より発送され、11月9日日当校代表学生も参加し、遷座祭を行いました。

厳粛に儀式が執り行われます

日本製鉄株式会社チタン営業部、東日本製鉄所直江津工場様より、「将来の伝統建築物のものづくりを担う次世代の人材育成の理念」に共感をいただき、全国で担い手が少なくなっている宮大工の育成に、耐久性に優れたチタンで貢献できないかとのお考えのもと、チタンに関する講義を日本製鉄株式会社様のチタン事業に関係の深い宮大工の康和建工 三村棟梁、山本鈑金製作所社長を広島から講師として派遣いただく事を提案いただきました。

屋根葺きも学生に経験してもらう事で今後の宮大工としての仕事に活かせるとのご提案から、上越市で初めてチタンの屋根を葺いた 八坂神社と同色のチタン板を提供いただき、実技指導を実施いただいたうえで、学生自ら屋根を葺きました。実際に神社として奉納される社殿を学生が制作できる実習を通し、本物でしか学べない貴重な体験を授業で実施しています。

関連記事専門学校での奨励賞受賞はウッドデザイン賞史上初! ウッドデザイン賞2023奨励賞を受賞

一覧へ戻る