春になり新年度もスタート。
同時に伝統建築学科では、現場実習も始まりました!
しかも!今年は3カ所同時進行!
学生のうちにこれほど現場実習ができるのは佐渡だからこそ!
とても貴重な現場経験を積むことができるのです!
3つの現場
2023年4月~7月の前期に行う現場は3か所。そちらの内容をご紹介します!
一か所目
両津 住吉神社様。
鳥居の柱全6本が経年劣化と腐朽で全て根継ぎする工事です。
つまり、付け根の朽ちた部分を撤去して、部分的に新しい材木に挿げ替える工事です。
ぴったりと狂いの無い、細かな作業が求められます!

2カ所目 真野 真野大神宮 様。
本殿の階を入れ替える工事です。既存は松材で、腐朽した箇所を佐渡のアテビ材を使用し入れ替え工事を行います。
学校で材木の加工を行い、来週には現場作業に進めそうです!



3カ所目 松ヶ崎 本行寺様
昨年秋に一部4年生が修復したところを引き継ぎます。
本堂の広縁(ひろえん)、縁甲板(えんこういた。和風の床用木材)の張替えを行います。
既存は松材で経年劣化や腐朽になり、檜(ひのき)にて張替えします。



なぜ?佐渡でこれだけの実習が可能なのか?
学生の内に、これだけの実習ができる場所は、全国を探してもないのではないでしょうか?
しかも、本物の社寺を使っての実習だから価値があるのです!
実習とはいえ、やっていることは本当の工事です。だから失敗も許されません。
それゆえに得られる学びも多いのです!
とはいえ、一人でやるわけではなく協力して行うので安心してください。
SADOでは、毎年継続して実習が行えるので、ハズレ年もありません!
理由は、佐渡の歴史的な背景などが大きく影響しています!
この恵まれた環境で貴重な現場経験を積み、腕を磨きたくはありませんか?
学生時代に手掛けた仕事がずっと佐渡の地に残るのは素敵ですよね。
