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2021.12.02 伝統建築

【授業リポート】佐渡島内のお寺を修復~吉井地区 剛安寺~

【授業リポート】佐渡島内のお寺を修復~吉井地区 剛安寺~

「一間社流造り」の制作を無事終えた三年生のA班。

次はいよいよ、本物のお寺での修復作業です!

今回修復に携わらせていただくのは、佐渡島内の吉井地区にある剛安寺さん。

お寺内の床板の張り替えに向かいます(`・ω・´)

床板の加工

まずは、校内の実習室で床板の加工を行ないます!

綺麗に鉋(かんな)がけされた板からは、佐渡産ヒノキの良い匂いが☀

表面に保護材を塗り、現場へ運ぶ日を待ちます。

保護材を塗ることで、雨やほこりから木を守ります!

佐渡島内「剛安寺」へ

いよいよ、現場での作業開始!

本物のお寺での作業は初めてですから、いつもより緊張している学生さんも( ゚Д゚)

室内での作業ですから、張り替え箇所以外の床板を傷つけないように気をつけます。

床下に下りての作業

古い床板をはがした状態で、床下に下りての作業。

腕を高い位置に挙げての作業はとても大変そう……

また、新しい床板を固定するために、二ヶ所から同時に力を加えます。

二人で息を揃えて作業を行いました。

床の高さを合わせるために、薄い木を挟むことも!

迫る納期……?!

現場でのお仕事ですから、当然、納期があります。

一間社流造りの制作時から予定より少し押していることもあり、急ピッチで作業が進みます。

放課後も残って作業をしたりと、かなり大変ですが、

現場力を身につけるための良い経験になりましたね。(……頑張れ!)

本物で学ぶ

学生時代に、本物の社寺建築の修復作業に携われるのは、

伝統文化と環境福祉の専門学校の特徴のひとつ!

本物の社寺建築に触れて得た、現場力を活かして建築業界に飛び立ちます(/・ω・)/

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