「軒反り模型」とは、屋根の軒先が外側に進みにつれて、
上へ反り返ったような形になっている模型。
伝統建築でよく見られる屋根の形を再現したものです。
綺麗な「軒反り模型」の制作には、木組みや規矩述など伝統建築には欠かせない、
さまざまな技工を駆使する必要があります。
部材の加工
まず土台を造り、その後に継ぎ手や柱の加工などを行います。
鑿やのこぎり、木槌など、伝統ある道具を使い部材を加工します。
校舎から少し離れた場所にある実習場はとても広く、のびのびと作業ができる場所。
一年次からこの実習場で身につけてきた技能を生かし、次々に作業を進めていきます。
皆で過ごす休み時間
待ちに待った、お昼の時間! 晴れている日は実習場の外に出て、お日様を浴びながらランチタイム。
お弁当を持って来たり、バスケットボールを楽しんだり……。
(実習場の外にはなぜか、バスケットボールのゴールがあります笑)
午後の作業に向け、思い思いの時間を過ごします。
講師の先生からの貴重な指導
実習場には常に講師の先生がいますから、作業工程で迷いがあればすぐに確認!
現場経験豊富な先生のお話しはどれも為になるものばかりです。
学生さんもいつにも増して真剣な表情。将来、現場で役立ち力を身につけます。
建方~組み立て~
最後に加工してきた部材の組み立てを行ないます。
まずは土台、柱を組み立て、最後に屋根を付けていきます。
単に組み立てるだけではなく、木組みの細かな調整も行いながら慎重に組み立てを行います。
チームのメンバーと協力しながら、暑さに負けず作業を進めました。
仲間と相談 ぴったり!
完成!!
立派な「軒反り模型」が完成しました! 屋根の部分、しっかり反り上がっているのが分かります。
学生の皆さんも満面の笑み (^^) 屋根に登って、大はしゃぎ……。
危ないですが、今回ばかりは目をつむる先生たちでした。