突然ですが、みなさんは「お寺と神社の違い」ご存知でしょうか?
なんとなく見分けはつくけれど、形式的な違いは分からないという方、案外多いのではないでしょうか |д゚)
今回は、そんなお寺と神社の違いを様々な角度からご紹介していきます(・ω・)/
宗教が違う!
お寺と神社は、どちらも古来から日本で親しまれてきた宗教施設。まずその一番の違いは宗教です。
お寺はインドや中国から伝来した「仏教」、神社は日本発祥の「神道(しんとう)」と異なります。
仏教は、釈迦を開祖とする宗教。キリスト教、イスラム教と並ぶ世界三大宗教のひとつで、日本に伝来したのは飛鳥時代とされています。崇拝対象は仏様ですから、お寺には仏像や曼荼羅などがあり、間近で参拝することができます!
一方で神道には、教祖や教典などがありません。あらゆるものに神が宿るという考えから、人物、動物、植物、山や川など、様々なものが崇拝対象です。
建築様式が違う!
では建築様式の違いはわかりますか?
見た目で何となく区別できたんだよね~という方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
それもそのはず、起源の異なるお寺と神社はその建築様式にも大きな違いがあります。
まずお寺の入り口には門か塔があり、神社には鳥居があります。
また、お寺の屋根は瓦などで造られているものが多いですが、神社の屋根は瓦を使用せず、ヒノキや茅などの自然由来のものか、銅材を使うことが多いです。
お寺は装飾品が多く高級感や重厚感があるのに対し、神社は比較的スッキリとして見れることが多いそうです。
その他にも、お寺、神社ごとに様々な建築様式の違いがありますよ!
参拝方法が違う!
参拝方法も勿論異なります。正しい参拝方法を知って、ぜひ近くのお寺や神社を訪れてみてはいかがでしょうか?
お寺
- 山門の前で一礼
- 門の敷居を踏まないように中へ入り、参道を歩く
- 手水舎で手と口を清める
- 本堂へ向かう
- お賽銭を入れる
- 静かに手を合わせ、お参りをする
- 終わったらその場でお辞儀
- 山門を出る前に本堂へ向かって一礼
- 門の敷居を踏まないよう外へ出る
神社
- 鳥居の前で一礼
- 中へ入り、参道は左右どちらかの端を歩く(真ん中は神様が通ると言われているため避ける)
- 手水舎で手と口を清める
- 拝殿へ向かう
- お賽銭を入れる
- 鈴を鳴らす
- 二回お辞儀をし、二回拍手をする(二礼四拍手一礼の神社もあります)
- 静かに手を合わせ、お参りをする
- もう一度、一回だけお辞儀をする
- 鳥居を出る前に、拝殿に向かって一礼
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