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築数百年の建築物に先人の魂を感じました。自分は古くて新しい表現者になりたい。

伝統建築学科/3年制・定員15名

島内に32もの能舞台が点在し、社寺は800以上、また、古民家も数多く現存する佐渡。その先人が残してくれた財産を教材として、大工のスペシャリストを育成するのが伝統建築学科です。総授業時間の3分の2以上をフィールドワークとして学ぶことができる現場第一主義も特徴です。基本はもとより金物を使わない継手(つぎて)・仕口工法(しぐちこうほう)などの特別技法までを習得。新築はもちろんのこと、空き家を自分の設計で古民家として建築し、住むことも可能です。

 

伝統建築物を教材に、生きた建築を学ぶ。全国にも例を見ない、唯一無二の学校。


建築業界に求められる宮大工の技と知識

 佐渡には800以上の社寺が点在しています。さらに、古くから能が盛んに行われてきたことから、能舞台も数多く点在しています。その数はなんと、全国に現存する能舞台の3分の1です。
  現在、これら多くの伝統的な建築物が、修復を必要としています。とはいえ、修復を待っているのは、佐渡の建築物だけではありません。全国にあまたある悠久の年月を経た社寺が、修復・改修の時を待っているのです。そしてその依頼を受けた建築業界も、伝統的な建築物を手がけることができる、宮大工の技と知識を身に付けた人材を求めているのです。
  しかしそれは、ただ古い建築物を修復するためだけではありません。じつは、日本中で目にする超高層ビルの建設にも、その知識が必要とされているからです。特に地震・台風に対して構造的に優れている五重塔は、超高層ビルのお手本となっているのです。
  つまり、社寺建築及び伝統建築というものは、現代建築の基本となっているわけです。すべての建築はここから始まり、応用によって進歩しました。だからこそ、伝統建築は学ぶ価値があるのです。

佐渡には本物を教材に学べる、最適の環境がある

 古来より木が持つ神秘性は、人々の心を引きつけてきました。そして、昔の職人たちの持つ建築の技法は、木の特性を知り尽くし、さまざまな特徴を持つ木材を適材適所に組み込んだ、強度や耐久性の非常に優れたものでした。
  こうした高度な建築の技法と知識を兼ね備えた職人が減少すると、近い将来、各地域で見慣れた社寺が姿を消していくことになるでしょう。数百年もの間、受け継がれた技術の結晶が、消えてしまうことになります。これを止めることができるのが、SADOとあなたです。
  だからこそ私たちSADOは、数多く残された先人の財産を教材にできる佐渡に、実践を積み重ね、いにしえより受け継がれてきた伝統的な建築の技法と知識を身に付ける学科を誕生させました。
  すでに社会人として現場で建築の仕事に携わっている人は、さらなる自己のステップアップに。また、芸術的ともいえる伝統建築に興味を持つ方々も。SADOで次代の継承者を目指してください。

――― だから、佐渡

伝統建築学科の特集の図

見て触れて体感する、生きた教材

清水寺(せいすいじ)

805年(延暦24)に、賢応法師が京から佐渡へ布教に訪れた際、京の清水寺を模して創建した古刹。清水の舞台を模した久世殿は、1622年(元和8)創建と伝えられています。

五重塔

妙宣寺の境内に建ち、江戸時代末期に建立されました。棟梁は、佐渡相川地区の茂三右衛門とその婿養子金蔵と伝えられ、親子二代30年がかりで完成されたといわれています。

北條家住宅

多用されている雑木の柱や、柱面の大きさ、風化の具合などから18世紀後半の建築と推定されます。江戸時代から残る茅葺きの寄棟造として、貴重な資料の一つとなっています。

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